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KTのFMCサービス「OnePhone」法人向け市場へ軸足移す

※このレビューは、geneさんのメルマガ『ネットワークのおべんきょしませんか?』の2005/12/30 Vol.694 に掲載していただきました。

日経コミュニケーション 2005.12.15『KTのFMCサービス「OnePhone」法人向け市場へ軸足移す』P.140~145


この特集では、韓国最大の通信事業者であるKT(Korea Telecom)が世界に先駆けて開始したFMC(Fixed Mobile Convergence)サービス「OnePhone」の概要と、今後展開する法人向けサービスについて解説されています。今回の記事は2回にわたる連載の第1回目となります。

(参考:KTは日本で言うNTTのような存在で携帯電話事業を行う子会社KTフリーテル(KTF)を持っています。KTFといえば少し前にNTTドコモと出資を含めた提携が発表されたので記憶に新しいかと思います。)

この連載記事は、10月に開催された「WPCフォーラム2005」でKTの担当者が講演した内容を基に構成したそうなので、生で講演を聴かれた方がいるかもしれませんね。
今回のテーマであるFMCは最近注目されているキーワードの一つですが、一言で言うと、一つの携帯端末で屋内ではコードレス電話機として、屋外では携帯電話として利用できるというような固定と携帯を融合したサービスのことです。

 日本国内の通信事業者もFMCサービス提供に向けて準備を進めていて、KDDIでは固定と携帯事業の一体提供を行っている強みを生かした「ウルトラ3G」構想を発表し、3G携帯、無線LAN、WiMAX、ADSL、FTTHなどのアクセス手段によらないシームレスなネットワークサービスの提供に向けて取り組んでいます。

・KDDI中長期のFMC戦略
http://www.kddi.com/corporate/ir/library/annual_report/2005/pdf/kddi_ar2005_j05.pdf

 また、NTTでもFMCサービスの提供に向けてNTT東西とドコモが協力して次世代ネットワークを構築する方針を発表しています。

・NTTグループ中期経営戦略の推進について
http://www.ntt.co.jp/news/news05/0511phqg/051109.html

■OnePhoneについて
 まず記事では、FMCサービスである「OnePhone」(旧名称「Du:(デュー)」)について紹介されています。

「OnePhone」は、屋内ではBluetooth対応のコードレス電話機として、屋外では一般的なCDMA携帯電話機として利用するサービス形態で、屋内に設置するアクセスポイント(AP)にはxDSLモデム機能がありBluetoothの電波が届く範囲なら、xDSL回線を経由してOnePhoneサービスのポータルサイトにアクセスできるそうです。

その他、記事では今後の進展としてOnePhone対応端末とBluetooth対応アクセスポイントのラインアップスケジュールや、通信品質向上とカバーエリアを拡大するためにBluetoothの通信機能を強化したり、「Bluetooth2.0+EDR」といった技術をサポートすることによる高速化についても紹介されています。

■企業向けの展開
 今後の展開としては、OnePhoneは今までは一般ユーザ向けに展開してきました法人向けサービスとしても展開していくそうです。

 技術的な特徴として、無線インターフェースはBluetoothと無線LANを採用していて、法人向けということで音声品質の確保にも重点を置いていて、AP間を移動してもシームレスな接続ができるように(ハンドオーバー)するとのことです。

 その他、記事では法人向けOnePhoneシステムの構成図や技術的特長、機能/サービスが紹介されています。イメージとしては、日本でも導入が進みつつあるモバイルIPセントレックスの機能に加えて、携帯電話事業者のネットワークとも連携させて、ワンナンバーサービス(屋内・屋外などいる場所を気にせずに一つの番号でつながる仕組み)などを提供するサービスを行うようです。

現在はKTの研究開発部門で音声品質やハンドオーバーの試験を行っていて、2006年の第一四半期に商用サービスの開始を予定しています。

以上のように固定と移動のシームレス化を進め、ユーザの利便性と付加価値の向上を図っているKTですが、意外にもこれらのOnePhoneサービスだけでは他社との優位性を示せないと考えているそうです。

その理由として韓国の通信事情があるようで、日本などと違って固定電話と携帯電話の通話料金の格差はほとんどなく、携帯のサービスエリアも韓国全土をくまなくカバーしているため屋外はもちろん、屋内でも問題なく使えるという事情があるそうです。

 そこで、KTは「OnePhone」を音声中心からリッチコンテンツも扱えるように進化させて、データ版FMCサービス「NESPOTswing」や高速無線サービスの「WiBro」と融合させていくようです。

 次回の第二回ではそのあたりの音声とデータの統合へ向けたシナリオを解説するそうなので、今後のFMCの展開に注目している私個人としては次号の記事が気になるところです(笑)
皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。

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