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NETCONF ネットとコンピュータの接着剤、設定の大統一で融合が加速

日経コミュニケーション 2006.6.15 『NETCONF ネットとコンピュータの接着剤、設定の大統一で融合が加速』P.80~85

 ネットワーク管理者は、日常の運用業務においてネットワークを構成する機器の操作方法を把握している必要があります。シングルベンダーであればまだいいですが、マルチベンダ環境の場合はそれぞれの設定方法を把握するのは大変です。そこでネットワーク機器の設定インターフェースを統一化するNETCONFプロトコルが考えられました。

以前、日経コミュニケーションの特集「指導するLANオンデマンド」でNETCONFというキーワードが出てきて詳細について知りたいと思っていたのですが、ちょうど今回この記事を見つけたのでレビューに取り上げてみました。

■NETCONFの必要性
 コンピュータやストレージの分野では、管理インターフェースの仕様として「CIM(Common Information Model)」が90年代後半から順次策定され、ネットワーク機器より一足早くコンピュータ同士の情報交換を容易にする統合管理の仕組みが整ってきているそうです。

一方、ネットワーク機器では、コマンドベースのCLIやSNMPによる管理が主流です。SNMPについてはある程度標準化されているため汎用的な管理ツールが利用できますが、CLIではベンダー独自の記述方法を採用しており、それぞれの機器に合わせた設定方法を行う必要があります。

NETCONFでは、そういったベンダー間の機能の違いを吸収したり管理情報の構造化を実現するため、設定情報の記述方法にXMLを採用
しています。先ほどのCIMについても同様にXMLを採用しているようです。

記 事によるとNETCONFの標準化については、2006年3月に開催されたIETF会議で大枠が決まったそうです。これにより、コンピュータシステムと ネットワークシステムを同一の方法で扱うことが出来、運用管理ツールや業務アプリケーションから統合的に制御できる仕組みが整ってきたといいます。

■NETCONFが出来ること
 現在のネットワーク管理における課題の一つに、サーバやネットワーク機器の障害発生時に、複数台の機器にTelnetしてCLIで設定変更を行うなど、一連の復旧手順が必要な場合があります。

比較的小規模なネットワークの場合、管理者の頭の中にある情報を元に手作業で復旧を行うことは可能かもしれませんが、ある程度ネットワークの規模が大きくなってしまうと、“人”の能力に依存したネットワーク管理には限界がきてしまいます。

このような場合においても、NETCONFを使えばある一連の作業を“シナリオ”として管理サーバへ登録できるようになり、運用管理ツールが各機器のNETCONFインターフェースを使って復旧作業を自動的に行うことも可能になるといいます。

■NETCONFの課題
 運用管理の自動化の実現に向けてIETFで議論したのは、いかにしてすべてのネットワーク機器の設定インターフェースを統一するかということだそうです。
ベンダーが違えば、機器の設定インターフェースが異なるし、機器の機能差も設定インターフェースの違いに繋がるため、設定・管理を一元化することは困難です。

そこで、NETCONFではXMLを使ってネットワーク情報を構造化したデータベースとして扱えるようにしました。このあたりは新しい概念のためわかりにくいですが、記事では図解で説明されているのでイメージしやすいと思います。

現 在の標準化状況は、設定情報をやり取りする部分(トランスポート・プロトコル層、RPC層、Operations層)の仕様がほぼ決定し、もっとも重要な ネットワーク機器ごとに異なる設定方法の標準化(Content層)はこれからとのこと。また、ベンダーによってはContent層の標準化を待たずに NETCONFを普及させることを優先し、設定コマンドを運ぶためにNETCONFを使おうとするところもあるようです。

■NETCONFは使えるか?
  ここまで読まれて、本当に設定の統一化や運用の自動化なんか出来るのか?機器の設定コマンドを知らなくて万が一のときに機器を操作することが出来るのか? と思われる方がいるかもしれません。そういう自分も具体的なネットワーク機器のコンフィグがどう設定されているかを知らないと気がすまないタイプです。

た だ、今後ネットワークがコンピュータと連携して高度なサービスが求められるようになると、NETCONFのような仕組みが必要不可欠になるのは目に見えて います。そのため、通常の運用においてはNETCONFなどを使ってネットワークの運用を行い、イレギュラーなトラブルシューティングではスキルを持った 人が今までどおりCLIを使うという棲み分けになるのではないでしょうか?

NETCONFについては、インターネット上ではまだまだ情報が少ないので、興味を持たれた方は記事をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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