CDMA2000とW-CDMAの次世代方式は統合化か?
現在、第3世代の移動通信方式(3G)には「CDMA2000」と「W-CDMA」の二つがあります。
そのため、国内外の移動体キャリアの区分としてW-CDMA陣営、CDMA2000陣営など言ったりしています。
ただ、もともとは携帯の国際ローミングなどを考えるとそういった通信方式は世界共通が望ましいわけで、3G方式の検討当初は方式の統合化を視野に標準化をしていたようですが結局のところいろいろな思惑があり、二つに分かれた経緯があります。
そういった反省を踏まえてか「CDMA2000」の普及推進団体であるアメリカのCDG(CDMA Development Group)は、CDMA2000とW-CDMAの次世代方式の統合検討を行うフォーラムを、2007年はじめに設立する方針を出したそうです。
両方式ともの3.9世代では、OFDMAをベースとした標準化を進めているため、両陣営が採用可能な仕様として統合化を図る考えとのこと。
HD DVDやBDでも言えますが、利用者のメリットが優先されない2方式化が避ける動きは歓迎ですね。