MPLS JAPAN 2006講演資料の公開始まる!
10月30日(月)、31日(火) に開催されたMPLS JAPAN 2006のプレゼンテーション資料がやっと公開されたようです。
個人的に興味深いのは、やっぱり二日目の「RSVP-TE 運用の今」ですね。
(二日目の様子はこちら)
あとは、1日目は参加していないのでプレゼン資料のチェックをしたいと思います。
NGNのバックボーン構築技術として注目を集めている「RPR」は何の略でしょう?
NGNのバックボーン構築技術として注目を集めている「RPR」は何の略でしょう?
という問題がITproの「今日の腕試し」というコーナーで出題されていました。
こういう問題ってなかなか面白いですよね。
ただ正答率があまり高くないようです。
確かに、『resilient:回復力に富む』という単語はネットワーク用語であまり馴染みがないので、『redundant』って答えそうになりますね。
▼RPR(resilient packet ring)
アッカ、モバイルWiMAXとWLANを使ったFMCへの取り組み
今回の実験では、異なったネットワーク間でアプリケーションを継続利用できる日立のシームレスハンドオーバーソリューション技術を利用。
これらの技術を使って、「屋外ではモビリティに優れたWiMAX」を、「自宅では無線LANアクセスによる高速で低料金のADSL回線や光回線など有線ブロードバンドサービス」を、同一端末で利用可能にするFMCサービスの実現性を検討するとのこと。
▼アッカニュースリリース
ひかり電話障害の「人知を超える範囲」って?
「今回の障害は人知を超える範囲だと考えている」
と、コメントしたそうです。
確かに、大規模なIP電話網の運用についてはまだまだノウハウがない状況なのでは分かりますが、NTT東日本でも類似のトラブルが発生していたし、天災でもない限りシステムのトラブルに対して「人知を超える・・」なんていう言葉を、企業の最高責任者が使うべきではないと思うのは私だけでしょうか?
毎秒14テラビットの光伝送技術
少し前ですが、NTTが1本の光ファイバで毎秒14テラビット(Tbps)の超大容量データを、160km伝送することに成功したと発表しました。
現在実用化されているのは、1波長あたり10Gbpsのチャネルを複数多重されていますが、実験では波長あたり111Gbpsの信号を140チャネル多重伝送し伝送容量を合計14Tbpsとしているとのことです。
ふと、いったい光ファイバの伝送容量ってどれほどのものか気になっていたのですが、ちょうどそのような記事がありました。
結論から言うと、
「光ファイバーの通信限界は1秒間100テラビット」
だそうです。
これを踏まえると、今回の14テラというのはまだまだ向上の余地があるということですね。
Cisco CRS-1の4スロットモデル
シスコシステムズは5日、「Cisco CRS-1」キャリアルーティングシステムの新ラインアップとして、4スロットモデルを追加した。販売開始は11月で、システムの参考価格は3,336万3,000円からとのこと。
1スロットあたりのスイッチング容量40Gb/sはそのままに4スロット構成で総スイッチング容量320Gb/sを実現。
16スロットモデルは電力、重量面など設置条件が既存の基準では対応が難しいケースがあるため日本では導入へのネックとなっているため、それらを解決するために用意されたとの噂もあります。。
▼サイトリンク
KDDIのモバイルWiMAX公開実験
ITproによると、幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2006」で、モバイルWiMAXの実証実験を公開しているとのこと。
デモ・システムでの最大スループットは8.3Mビット/秒程度だったようですが、仕様上の通信速度は、下りが最大37.4Mビット/秒、上りが12.1Mビット/秒。
仕様通りの速度が出ていないのは処理性能の問題だといい、機器の実用化にも半年から1年かかるらしく、2008年度内にサービスを開始する計画とのこと。
これだけを見ると、ハード面の問題で2008年度のサービス開始となるように見えますが、ワイヤレスブロードバンドへの割り当てが予定されている2.5GHz帯免許の交付スケジュールを考慮してもそのぐらいの予定となってしまうようです。
新しいワイヤレス技術を利用できるのはもう少し先になりそうですね。